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いくら苦労をしてアップデートしているKPIシートも共有されていないと意味はない、貴社では全従業員に情報アクセスを提供しているか

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2012年11月30日金曜日

KPI管理ダッシュボードの作り方

エクセルで管理は始めたもののどのようなサマリーダッシュボードを作るか悩まれる方が多いようです。必要な要素は下記の7項目です。







先月の
1.KPI目標
2.KPI実績
3.KPIの達成率

今月の
1.KPI目標
2.KPI実績
3.KPIの達成率を現在の日にちに換算したもの
4.成長率


この7項目を設定することで、先月の実績はどうであったのか、先月に対して今月はどうなのか、特に現時点での日付の消費率を計算に入れた達成率に対して勝っているのか負けているのか、先月より成長しているのかを一覧で確認することが可能です。

次回以降それぞれの数値の計算方法をご説明致します。

2012年11月29日木曜日

KPI成長率定義の重要性

KPIを導入してしばらくすると、どの担当者も惰性となってきます。もちろん管理担当のあなたも惰性となりKPIが入力されていることに安堵を覚えてしまうでしょう。しかしそういう状況になったら今一度KPI管理手法を見直す時です。

特にある指標を追っている際に目標をつけたとします。一旦目標水準が達成されれば以後、誰も見ないKPIとなってしまうでしょう。従い、初めから担当者が安堵できないKPIを導入するのがミソです。

その代表KPIが成長率となります。売上を追うにしてもコストを追うにしても絶対値や比率ではいつかは水準に達してしまい安堵してしまいます。しかし、月間成長率や、昨年対比成長率をうまく指標に設定できれば、チームは自然と前月もしくは昨年対比で負けることが許せなくなります。ここまできて自走できればあとはきちんと目標のレビューを毎回することで、自走するチームができあがるでしょう。

2012年11月27日火曜日

KPIの成長率

「香川くん、KPIの中で一番大事なのは何かなあ?」
「はい?やはり結果を見るには売上で、プロセスを見るには訪問数とかでしょうか?」
「そうとも言うね。でもやっぱり一番大切なのは昨日より成長したかだと思う。なので、主要なKPIを抜き出して先週との比較、先月との比較、昨年との比較を実施することが大事なんだ。」
「ほう、」と、生返事な香川に対して草薙は続ける。
「各事業の成長度合いによって、週か月か年を決めるとするだろ。それぞれをWeek on week, Month on month, Year on yearと言うんだ。仮に年次での成長率を指標にするなら、大事な事は必ず昨年の実績を上回ること。事業にとって成長がガソリンで、ガソリンが無いと走ることもできない、つまり事業を持続することができなくなるんだ。」

さて、皆さんの会社でも、草薙のように事業の成長に合わせて成長の指標を決めましょう。成熟したビジネスでならYear on year、成長途上のビジネスならMonth on monthを選択することがベターでしょう。その上で、各主要KPIの年次もしくは月次成長率の一覧表を作成し、その成長率だけのグラフを一部用意すると、会社としての勢いと問題の在り処を明確に知ることができます。