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2012年5月25日金曜日

KPIツリー


次にKPI管理の中で重要となるのが、KPIツリーの考え方です。KPIは思いつくものをただトラックするだけでは不十分です。経営層、またメンバー全てがそのトラックする数字の意味を理解して初めて意味を持ちます。従い、KPIを設定する前にKPI設定ミーティングにてKPIの因数分解をしていきます。そしてそれらを線で結んで結果(リザルト)KPIに結び付けられれば完成です。

簡単にオンラインショッピングのKPIを例に取ってみましょう。先述の通り売上はアクセス人数✕転換率✕客単価であったとします。これらだけをトラックしても結果は向上しません。それぞれの要素を更に分解してトラックし、アクションを取ることで初めてKPI管理の意義が増します。

アクセス人数を例に取ってみると、いかなるインターネットサービスもいかにトラフィックを呼んでくるかが勝負となります。トラフィックの中には無料トラフィックと有料トラフィックがあるでしょう。無料トラフィックを向上させるには、サーチエンジンにインデックスされているページ数を増やす必要があるでしょうし、サイトの最重要キーワードの検索順位を上げる必要もあるでしょう。有料トラフィックを呼ぶにはマーケティングチャンネルごとに呼んでくるべきトラフィックがあるでしょうし、そのチャンネル毎の投資対効果(ROI)を上げていくことも必要でしょう。

このように日々の売り上げを構成する要素を因数分解しトラックするべきKPIを把握することで、業績向上に向けてアクションをとることができるようになります。

ひと度因数分解ができたら、それらの要素を是非KPI管理ツールに登録してて運用をしていきましょう。> KPI管理ツールはこちら

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