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2012年5月16日水曜日

KPI管理の階層


理想的には各個人が個人KPI持っており、日々の集計の結果がチームKPIになり、チームKPIの集計の結果が全社KPIとなることを目指します。しかし、どうしても手動で集計しないといけないKPIがあると、そのKPI数値の集計に時間がかかり、全社KPIが出るのに時間がかかり結局タイムリーに経営判断ができない可能性があります。

従い、各個人レベルでのトラッキングは非常に重要ですが、会社やチームとしてのKPIとは切り離して考え、日々無理のないスケジュールに落としていくことが非常に重要です。大切なのは各個人のKPIを元にパフォーマンスを図れることで、その点のみ注意すれば、導入翌週から効果を見ることができます。

例えば営業のコール件数を管理するとします。各個人の合計数がチームの合計となり、チームの合計が営業部全体の数字となるわけですが、大切なのは各個人、各チームの活動量を「見える化」することであり、見える化に成功すれば、KPIの導入は半分以上終了したといえるでしょう。即ち、毎日張り出される数字が良い意味で暗黙のプレッシャーを毎日他のメンバーよりコール件数が劣っている営業マンはコール件数だけは他人に負けないよう頑張りだします。

この透明かつフェアな見える化のための個人レベルでのトラッキングが非常に重要です。
一方でこの個人レベルのKPIに計算式をいれこみ全社レベルの数字に吸い上げる事は可能ですが、それは後ほどKPI管理の経験を積んでから実施する高等技術と理解し当面は、個人レベルと会社レベルの2軸を愚直に入れ続けることを推奨します。

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